2015年4月19日日曜日

硝子の補修

知り合いご夫妻より、大事にされている食器棚の硝子補修をご依頼いただきました。
引っ越しで割れてしまったとのこと。
海外の物で、今は無いような時代物の棚でしたので、かなり緊張しました。

木枠に傷をつけない様に。
半田の熱で他の部分のガラスが割れないように。

お預かりした時の状態です。
もう半分はもう少し複雑に割れていました。
何より、周りの木部を傷めないように・・・。

養生テープは貼っても塗装が剥がれないか、一度確認してから周囲を養生。
そして半田付け。


古色を付けて、仕上げオイルを塗布して完成しました。

本来であれば、硝子を取り外してから銅テープを木口ぐるりに貼り、
半田がH型になるようにするのですが、
今回は扉がとても古く、木部を取り外すことも、パテを削ることも出来ず
止む無しで表面に銅テープを貼って半田しています。

良いものを大切に長くご愛用されているご夫妻、
とっても素敵なご夫妻です。

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